【佐賀・はがくれ大賞典】14日発走 兵庫の刺客vs地元勢
2021年3月13日 05:30 今年度の佐賀競馬古馬路線を締める「スポニチ杯第18回はがくれ大賞典」(地方全国交流・距離2000メートル)が14日第9R(18時10分発走)でゲートイン。
昨年第17回大会は2番手でレースを進めるエイシンニシパを前にみながら中団前辺りで折り合っていたキングプライドが最終コーナーを回って空いた内を突く形に。そのままスムーズに伸びて先頭でゴールを駆け抜けた。その昨年覇者キングプライドが今年は不在で中心はエイシンニシパとみる。昨年大会2着後も前走まで重賞7戦すべてで掲示板を外さぬ安定した走りを披露。前走1月地元園田の「新春賞」(1870メートル)では12回目の重賞Vを飾り勢いに陰りなし。第15回、第16回大会に続く「はがくれ大賞典」3Vへバク進あるのみ。
エイシンニシパの進軍を許さない構えで臨むのは佐賀の実績馬グレイトパールだ。近況はかつてのような力強い走りがナリを潜めているが中央を含めて重賞6Vの実績は今回の佐賀勢でブッチギリのナンバー1。連覇となった昨年10月の「九州大賞典」(2500メートル)はレコード勝ち。佐賀中長距離界の雄がいつ本調子を取り戻しても不思議ではない。
重賞勝ちはないが昨年大会しまいで見せ場を作っていたスウィフトハートも侮れない。近況も粘りの走りが続いており展開次第で確かな差し脚がうなりを上げるシーンは十分にある。叩き2戦目の重賞2V馬のウノピアットブリオ、先行力豊かなマイネルジャストからも目が離せない。