【ヴィクトリアM】テルツェット 4連勝の勢いで一気に初G1獲りへ

2021年5月12日 05:30

4連勝中のテルツェットに注目が集まる

 目下、破竹の4連勝。

 テルツェットの勢いは注目の的だ。昨夏新潟の村上特別で復帰Vを飾るや、破壊力は増す一方。前走・ダービー卿CTは重賞初挑戦ながら中団から一気V。牡馬勢を粉砕した。和田正師は「(2走前の節分Sを含め)今年2戦は競馬に落ち着いて臨めているのがいい」と成長を肌で感じている。

 中間はノーザンファーム天栄(福島)への放牧を挟み、初のG1に備えた。同師は「先週しっかり負荷をかけたので、今週はさほどやらなくてもいいと思う。前走も体の張りは良かったが、今回もいい状態をキープしている。テンションが上がっていないのもいい」と目を細める。

 ディープインパクト産駒らしい瞬発力が武器。5勝中、3戦で上がり3F最速を記録している。「中山もこなしてくれたが、もともと(2戦2勝の)東京は合っている」とコース替わりも歓迎する。

 障害G1・7勝のオジュウチョウサンを管理する指揮官にとって、平地G1はオジュウで挑んだ18年有馬記念(9着)以来2度目の挑戦。「さらに相手も強くなるのでG1でどこまでやれるかですが、チャンスはあると思う」。メンバー屈指の勢いをぶつける決意だ。

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2021年5月12日のニュース