【ヴィクトリアM】グランアレグリア圧勝 史上初“芝マイル古馬G1”完全制覇!牝馬7頭目中央G1・5勝

2021年5月16日 15:43

<G1・ヴィクトリアマイル>レースを制してガッツポーズするグランアレグリア騎乗のC・ルメール (撮影・白鳥 佳樹)

 春の最強牝馬決定戦「第16回ヴィクトリアマイル」(G1、芝1600メートル)は16日、東京競馬場で行われ、グランアレグリア(5歳=藤沢和)が2着に4馬身差と圧勝し、JRA・G1通算5勝目を挙げた。同レースが創設された2006年以降では初となる“古馬の芝マイルG1”3競走完全制覇を達成。C・ルメール騎手(41)は昨年のアーモンドアイに続く連覇となった。2着に10番人気ランブリングアレー、3着に5番人気マジックキャッスルが入った。

 勝ったグランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライの血統。通算成績は12戦8勝。マイルG1は昨年の安田記念、マイルCSに続く3連勝で史上初となる“古馬の芝マイルG1”3競走完全制覇を達成。牝馬のJRA・G1通算5勝はグレード制を導入した1984年以降でメジロドーベル、アパパネと並ぶ7頭目の快挙となった。(※最多8勝アーモンドアイ、7勝ウオッカ、6勝ブエナビスタ&ジェンティルドンナ)

 ディープインパクト産駒は2018年ジュールポレール以来のヴィクトリアマイル4勝目。同レース最多4勝のフジキセキ産駒に並んだ。

 鞍上のC・ルメールは先週のNHKマイルC(シュネルマイスター)に続くG1連勝。ヴィクトリアマイルは昨年のアーモンドアイに続く連覇で通算3勝目。G1通算38勝とした。

 また、管理する藤沢和師は、昨年のマイルCS(グランアレグリア)以来となるG1通算33勝目を手にした。

 ▼ルメール騎手 やっぱり強かったですね。素晴らしい手応えだった。今日は違うレベルだった。また勝てると思います。

 ▽ヴィクトリアマイル 牝馬の引退時期の晩年化に対応するためエリザベス女王杯の4歳以上への開放などに続いて、春の古馬牝馬路線の充実を図る目的で06年に創設。第1回は北村宏司騎乗のダンスインザムードが優勝した。

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