【安田記念】ダノンキングリーG1初制覇 女王グランアレグリアなどG1馬6頭撃破で“春のマイル王”

2021年6月6日 15:44

<安田記念>レースを制したダノンキングリー(手前)(撮影・郡司 修)

 春の東京G1・5連戦を締めくくる最強マイラー決定戦「第71回安田記念」(G1、芝1600メートル)は6日、東京競馬場で行われ、川田将雅騎手騎乗の8番人気ダノンキングリー(牡5=萩原)がG1初制覇。G1馬6頭がそろったハイレベルな一戦、圧倒的1番人気の女王グランアレグリア(牝5=藤沢和)との叩き合いをアタマ差制し“春のマイル王”に輝いた。連覇を狙ったグランアレグリアは惜しくも2着。3着には今年のNHKマイルCを制した“3歳マイル王”シュネルマイスター(牡3=手塚)が入った。

 勝ったダノンキングリーは父ディープインパクト、母マイグッドネス(母の父ストームキャット)の血統。通算成績は12戦6勝。安田記念は昨年7着以来、2度目の出走でタイトル獲得。重賞は昨年・中山記念以来の通算4勝目を挙げた。

 鞍上の川田は今年の大阪杯(レイパパレ)以来となるJRA・G1通算18勝目。安田記念は2017年サトノアラジン以来、4年ぶり3度目の優勝を飾った。

 管理する萩原師は、2019年ヴィクトリアM(ノームコア)以来となるJRA・G1通算4勝目。安田記念は初制覇となった。

 ▽安田記念 ダービー創設などに尽力した日本中央競馬会の初代理事長・安田伊左衛門の功績を称え、51年に「安田賞」として創設。58年、同氏の死去により「安田記念」に改称。84年G1昇格。春の最強マイラー決定戦として定着。

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