【安田記念】川田“テン乗り”で魅せた!待望のG1初Vダノンキングリーを絶賛「これがこの馬本来の姿」

2021年6月6日 17:52

<安田記念>ウイニングランでファンに一礼するダノンキングリー鞍上の川田(撮影・村上 大輔)

 春の東京G1・5連戦を締めくくる最強マイラー決定戦「第71回安田記念」(G1、芝1600メートル)は6日、東京競馬場で行われ、8番人気ダノンキングリー(牡5=萩原)が圧倒的1番人気の女王グランアレグリア(牝5=藤沢和)との叩き合いを頭差制しG1初制覇。鞍上の川田将雅騎手(35)は“テン乗り”ながら好騎乗で高松宮記念、大阪杯に続く今年のG1・3勝目を手にした。

 川田は初騎乗となったダノンキングリーについて「たくさんともに(同じレースで)競馬をしてきましたし、それ以外にもずっと見てました。色々とイメージしてレースに臨むなか、返し馬の雰囲気からしても正直あまりいい感じではなかったので、色々と対応しながら発走までの時間を過ごしたんですけど、レース自体はとてもいい走りが出来たと思います」とコメント。

 さらに「道中のリズムが良かったことでトモの動きも良かったですし、その分いい雰囲気で道中ためることができました。直線もこれなら動いていけるなという感触を得ながら4コーナーから直線を迎えることが出来ましたし、イメージ通りいい動きをしてくれたと思います」と振り返った。

 ダノンキングリーはG1・7度目の挑戦で念願の初タイトル獲得。安田記念は昨年7着から2度目の出走で初勝利を飾り、川田は「もともと能力の高い馬ではありますし、なかなかG1で結果を出すことが出来ませんでしたけど、こういうメンバーでも勝ち切れる能力の高さがあるというのが、この馬の本来の姿だと思います」と“相棒”の能力を絶賛。最後に「また楽しんでいただけたら」と今後の活躍についても太鼓判を押した。

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