【阪神新馬戦】ソダシ全妹ママコチャ 勝利で船出飾る、池江師「この馬なりに活躍してくれると思う」

2021年6月25日 05:30

厩舎周りで運動するママコチャ

 今年の桜花賞馬となった白毛のプリンセス・ソダシ。その全妹ママコチャ(池江)が阪神土曜5R(芝1400メートル)でデビューする。父は同じクロフネだが白毛から鹿毛に替わり、ビジュアルは姉に譲るが高い将来性は間違いない。

 ソダシはサンスクリット語で「純粋」「輝き」の意味。まぶしいばかりの輝きを放つ彼女にふさわしい。一方、ママコチャはインカ神話に登場する「海の女神」。海と魚の女神であり、船乗りの守り神だ。

 早い時期から熱心に乗り込まれてきたママコチャ。2週前に宝塚記念に出走する叔父のシロニイとCWコースで併せ、6F82秒7~1F11秒9の時計で先着。今週の最終追いはCW5F67秒0~1F11秒9の切れ味でスマートクラージュ(4歳2勝クラス)を圧倒した。池江師は「週を追うごとに動きが良くなってくる。今週もシャープに伸びてくれた。血統的にダート向きかもしれないが、乗った人間は“芝でもいける”と言っている」と満足げ。どうしても血統的な話題が先走るが、「お姉ちゃんと比べるのはかわいそうだけど、この馬なりに活躍してくれると思う」と優しいまなざしで送り出す。

 これからこぎ出す航海にママコチャの幸あれ、だ。

特集

2021年6月25日のニュース