ジャパンCウイークに2、3勝クラスの国際競走新設へ「帯同馬が出走できるレースを」

2021年6月28日 14:43

東京競馬場のスタンド(撮影・郡司 修)

 JRAは28日、大阪市内で関西定例会見を開き、ジャパンC(11月28日、東京芝2400メートル)の外国馬誘致を促すため、ジャパンCウイークに条件クラスの国際競走を新設すると発表した。

 日本を代表する国際G1でありながら一昨年は史上初の外国馬なしと異例の事態に陥ったジャパンC(昨年はフランス馬ウェイトゥパリスが参戦して10着)。一昨年12月に発表済みの東京競馬場直接入厩プランに続き、JRAが新たな手を打った。国際&競走担当の臼田雅弘理事が説明する。

 「これまで外国馬の関係者から帯同馬を連れていきたいけど走るレースがないと聞くことがあったんです。今はジャパンC前日にキャピタルSがあるけど今年から条件戦でも外国馬が出走できるレースを編成したい。(秋競馬の番組が決まる)8月1日に発表できれば、と思っています」

 特別だけでなく平場も含め、2勝クラスと3勝クラス2鞍ずつで計4鞍。出走枠は1鞍につき、2頭以内で収得賞金とレーティングを参考にクラス分けする。

 また、輸入検疫による来日後5日間の競馬学校(千葉県白井市)滞在をパスし、東京競馬場への直接入厩を可能にするための施設は今年4月に着工。「コロナ下で工事がスムーズにいくかどうかだけど来年から使えれば」と語った。

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