サイバーA代表・藤田氏“ウマ娘旋風”で爆買い15億4100万円!3億円馬など計12頭落札

2021年7月13日 05:30

3億円で落札されたファイネストシティの2020((C)Japan Racing Horce Association)

 「ウマ娘旋風」が巻き起こった。インターネット広告やメディア、ゲーム事業などを展開するサイバーエージェントの代表取締役社長の藤田晋氏(48)が高額馬を次々と落札。ロードカナロア産駒の「ファイネストシティ2020」は3億円で競り落とした。母は米国でBCフィリー&メアスプリントを勝利するなど5勝を挙げた快足馬。「一番狙っていましたし、母メジロツボネもうまくいきました。ゲームの中でメジロが活躍しているので、そういう意味でも好感を持っていました」と話した。

 この日は計12頭を落札、総額は15億4100万円にのぼった。初めて参加したセレクトセールに「参加初年度でしたけど、向こう30年やるつもりで土台をしっかりつくろうと思ってきました。1頭3億円を超えないようにラインを決めていました」と感想を口にした。

 藤田氏は今年から馬主業に本格参入。20日に馬主の認可が下りる予定だ。5月21日に2歳馬セリ「千葉サラブレッドセール」で「プレミアステップスの19」を国内セリ史上5位と価格となる4億7010万円で落札して話題を集めた。こちらは武幸四郎厩舎へ入厩することが決まった。

 サイバーエージェントの子会社サイゲームスは人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」を手がけており、業績を伸ばしている。「ありがたいことにウマ娘が当たったことで、予算も増えました。これを競馬界に還元したいと思っていました。金子(真人)さんや里見(治)さんのような馬主になりたいと、研究してきた。里見さんとはお話をすることもできました」と喜びとともに、先達へのリスペクトも忘れなかった。

特集

2021年7月13日のニュース