【スプリンターズS】ピクシーナイトG1初制覇!3歳馬による“秋のスプリント王”戴冠は14年ぶり快挙

2021年10月3日 15:43

<中山11R スプリンターズS>福永騎乗のピクシーナイト(中央)はルメール騎乗のレシステンシア(右端)に2馬身差をつけスプリンターズSを制す(撮影・西川祐介)

 秋のG1シリーズ開幕戦「第55回スプリンターズS」(G1、芝1200メートル)は3日、中山競馬場で行われ、福永祐一騎手騎乗の3番人気ピクシーナイト(牡3=音無)がG1初制覇。2007年アストンマーチャン以来、14年ぶり3歳馬によるスプリンターズS制覇を飾り、スプリント界に新星が誕生した。2着には2番人気のレシステンシア(牝4=松下)、3着には10番人気のシヴァージ(牡6=野中)が入り、1番人気のダノンスマッシュ(牡6=安田隆)は6着に終わった。

 勝ったピクシーナイトは父モーリス、母ピクシーホロウ(母の父キングヘイロー)の血統。通算成績は8戦3勝。G1は21年NHKマイルC12着以来、2度目の出走で初制覇。重賞は21年シンザン記念以来2勝目を手にした。

 鞍上の福永は21年日本ダービー(シャフリヤール)以来のG1通算31勝目。スプリンターズSは18度目の挑戦で悲願の初優勝を手にした。管理する音無師は20年高松宮記念(モズスーパーフレア)以来となるG1通算14勝目。スプリンターズSは初制覇となった。

 ▽スプリンターズS 67年7月、中山芝1200メートルで創設。84年のグレード制導入でG3に格付けされ、87年にG2、90年にG1昇格して時期も12月中旬へ。2000年に今の時期に移され、秋の芝スプリント王決定戦として定着。

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