【天皇賞・秋】カデナ 7歳でも衰えなし!中竹師期待十分「強い相手にどこまでやれるか」

2021年10月27日 05:30

坂路で調整するカデナ

 これは強い。先週土曜阪神の未勝利戦(芝1800メートル)で初白星を挙げたジャスタウェイ産駒のテンダンス。狭い2頭の間をこじ開け、4馬身引き離す内容はクラシックを意識させるもの。中竹師も「強い勝ち方だった。脚があるから出て来られたんだと思う」と感心しきりだった。

 このテンダンスは天皇賞・秋に向かうカデナの5つ離れた半弟。後継馬誕生の予感がするが、兄ももうひと頑張り。4度目の挑戦となる天皇賞・秋に指揮官は胸を躍らせる。

 「一度使ったことで良くなっている。前走(毎日王冠10着)は珍しく力んで、ゲートで遅れた。東京は展開、相手関係を抜きにすればカデナ的には走りやすいコースだから」

 初挑戦の3歳時が16着。4歳秋は使えなかったが、5歳時は13着、6歳時8着と成績は尻上がりだ。

 「7歳だけど、2年前と比べて衰えたかというとそうでもないからね。強い相手にどこまでやれるか」

 来年を見据える弟に兄の戦いぶりは、いいお手本になるはずだ。

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