【天皇賞・秋】グランアレグリア3着 後半伸び欠いた、ルメール「反応違った」
2021年11月1日 05:30 抜群のスタートを切ったグランアレグリア。序盤の行きっぷりも良く、好位2番手を確保した。残り400メートルで先頭に。だが、外から迫るエフフォーリア、コントレイルの勢いがいい。力の限りにもがいたが、いつもの爆発力はない。3着が精いっぱいだった。ルメールは「軟らかい馬場で反応がいつもと違った。2000メートルは少し長かった。1600メートルの方がいいですね」と肩を落とした。
スプリント&マイルG1で5勝。春の大阪杯(4着)に続く2000メートル挑戦で“3階級制覇”を目指したがその壁は高かった。藤沢和師は「体はきっちりできていたが、(後続を)引きつけるような手応えじゃなかったので勝ち切るのは厳しい。1200、1600メートルだと脚に余力を残してくれるけど、今日はきっちり走って負けている。距離なんでしょう」と敗因を分析。具体的な次走は未定だが、年内引退は決定済み。名牝のラストランは、登録を済ませている香港国際競走(12月12日、シャティン)で適距離を探ることになりそうだ。