【ブリーダーズCフィリー&メアターフ】ラヴズオンリーユー 牝馬初の海外G1・2勝目狙う
2021年11月2日 05:30 日本を離れ、再び異国の地へと飛び立った。19年オークス馬ラヴズオンリーユーは今年の春にドバイ(シーマクラシック3着)から香港に転戦してクイーンエリザベス2世C勝ち。それ以来、2度目の海外遠征へ。米国でもビッグタイトル獲得を目指す。10月20日、輸出検疫中の美浦で国内最終追い切りを消化。22日に日本を出国した。現地入り後は牝馬限定のBCフィリー&メアターフと牡馬相手のBCターフの両にらみとなっていたが31日、フィリー&メアターフに決定。矢作師は「2200メートルがベスト」と距離適性を重視した。出走メンバーでは昨年覇者アウダーリャ、重賞4連勝中ウォーライクゴッデスが有力視されている。
栗東の名門・矢作厩舎は08年香港マイル5着スーパーホーネットで海外に初チャレンジして以降、これまで延べ25頭が出走して【3・1・5・16】。16年ドバイターフ(リアルスティール)で海外G1初制覇を果たすと、その後もG1・4勝リスグラシューが19年コックスプレート(豪州)を制すなど異国で日本馬の強さを証明してきた。ラヴズオンリーユーが勝てば日本で調教された牝馬で初の海外G1・2勝目。厩舎一丸となって世界の強豪に立ち向かう。