【東スポ杯2歳S】注目度高いイクイノックス 母系もかなり優秀

2021年11月16日 05:30

 出世レースとして名高い「東スポ杯2歳S」において今年、美浦で注目度が高いのはキタサンブラック産駒イクイノックスだ。新潟の初戦Vが圧巻。先制して競られると、3角手前で3頭を前に行かせ、いったん控える自在な運び。直線は馬なりで先頭を奪い返すと、ノーステッキで2着を6馬身突き放した。太田助手は「展開や相手に恵まれた面もある」と振り返るが、1秒2差の3着サークルオブライフは先月30日のアルテミスSで重賞制覇。レベルは決して低くない。

 母シャトーブランシュは15年マーメイドSで、後にG12勝を挙げるマリアライトを差し切って重賞V。半兄ヴァイスメテオールは今年のラジオNIKKEI賞を制しており、母系もかなり優秀だ。「夏から体のサイズは変わらないが順調に来ている。まだ単調な面はあるが、今後につながる結果が得られれば」と太田助手。やや慎重な評価は期待が大きいがゆえ。新種牡馬の父に、初のタイトルを贈ることができるか。 

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