【マイルCS】藤沢和師 グランアレグリアとともに“有終V” 自らの歴代最多勝利記録を6に更新

2021年11月21日 16:50

<阪神11R・マイルCS>口取り写真に納まる藤沢和雄調教師(左端)らとグランアレグリア。中央がルメール騎手(撮影・亀井 直樹)

 秋の最強マイラー決定戦「第38回マイルCS」(G1、芝1600メートル)は21日、阪神競馬場で行われ、この一戦限りでの現役引退する1番人気グランアレグリア(牝5=藤沢和)が現役最多G1・6勝目を挙げ、史上6頭目の連覇を達成。牝馬として史上6頭目のJRA獲得賞金10億円を突破やグレード制導入後初の“古馬の芝マイルG1”4勝目を挙げるなど、数々の記録を残す有終の美を飾った。来年2月に定年を迎える藤沢和雄調教師(70)も同レースで自らの歴代最多勝利記録を更新する6勝目を飾り“有終V”を決めた。

 グランアレグリアを管理する藤沢和師は、今年のヴィクトリアM以来となるJRA・G1制覇で現役最多の通算34勝目。マイルCSは歴代最多20回目の出走回数で、自らの歴代最多勝利記録を更新する6勝目。調教師の同一JRA・G1・6勝は同師の天皇賞・秋に続き、グレード制を導入した1984年以降で2例目となる快挙。その1例目も藤沢和師が天皇賞・秋で記録したものだった。

 さらに同師は来年2月に定年を迎えるため、グランアレグリアとともに最後のマイルCS出走で“有終V”を飾った。そしてグランアレグリアは輝かしい成績を残し、現役最強のままターフをを去ることになった。

 ◆調教師の同一JRA・G1・5勝以上(※グレード制を導入した1984年以降)

 藤沢和師 天皇賞・秋(6勝)(1996年バブルガムフェロー、2002・03年シンボリクリスエス、2004年ゼンノロブロイ、2014年スピルバーグ、2018年レイデオロ)

 藤沢和師 マイルCS(6勝)(1993年シンコウラブリイ、1997・98年タイキシャトル、2001年ゼンノエルシド、2020・21年グランアレグリア)

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