土日重賞Vへ真っ赤に燃える松岡
2022年2月10日 05:30 【東西ドキュメント・美浦=9日】午前7時の開門と同時に、馬が次々とWコースに入っていく。双眼鏡で必死に動きを追う浜田の目に飛び込んできたのはサンストックトン(共同通信杯)。鞍上・松岡の赤いダウンジャケットが目立つ。1歳上の3勝馬ランドオブリバティと互角に動いて併入。引き揚げてきた松岡に感触を問うと「前回(京成杯7着)は息遣いがもうひとつだったけど、今回は息も体も含めフィジカル面が良くなってきた」と手応えあり。ウインエクレールで臨むクイーンCと共に、目指すは土日重賞V。「どちらもいいところを見せたい」と意気込む。
「稽古はやる気になって走れるようになった」。見守った鹿戸師も満足顔だ。京成杯は手応えほど伸びなかったが「久々もあったし、レースも後手に回って流れに乗れなかったから」と悲観はしていない。昨年、エフフォーリアで制した鹿戸師にとっては連覇の懸かる一戦。「東京は未勝利勝ちの内容が良かったので前走よりは頑張れるかな」と期待を込めた。