藤沢和師 ラスト2週で20頭出し!今週は東京競馬に10頭、阪神競馬に3頭出走予定

2022年2月16日 05:30

藤沢和雄師(撮影・郡司 修)

 今月末で70歳定年を迎える藤沢和雄調教師がラスト2週で20頭出しの大攻勢をかける。今週はダイヤモンドSのランフォザローゼス、京都牝馬Sのサンクテュエールを含めて13頭の陣容。JRA通算1565勝、重賞126勝を挙げたレジェンドの総決算となる。

 全休日明けの美浦トレセン。馬場開場とともに隊列を組んで坂路入りする管理馬の一頭一頭に藤沢和師が話しかける。「いつになく張り切ってるな」。「随分機嫌いいな」。88年開業以来34年間続けられてきた調教前の馬との会話。隊列が視界から消えると、明るい笑顔で声を弾ませた。「厩舎は解散になるけど、みんな元気いいな。残り2週、ビシッと行くぞ!」

 現役最後となる今週の東京競馬には10頭出し。ダービー馬レイデオロの弟、ソルドラード、アルマドラードなど大半が昨年の休養でエネルギー満タンだ。「ランフォザローゼスはマラソンレースでも折り合いはつくだろう。阪神のサンクテュエールは気難しいけど、具合はいい」と重賞出走馬にも期待を寄せる。ラストウイークは中山記念(27日)のコントラチェックなど7、8頭が出走予定。惜別の大攻勢で34年間の調教師生活にピリオドを打つ。 

特集

2022年2月16日のニュース