【大阪杯】ポタジェ 衝撃のG1初制覇!現役最強馬と新星“2強”崩れ3連単53万円超え波乱決着

2022年4月3日 15:45

<阪神競馬11R>2着にハナ差で勝利し大阪杯を制したポタジェ(8番)(撮影・奥 調)

 G1昇格6年目を迎えた春の中距離王決定戦「第66回大阪杯」(芝2000メートル)は3日、阪神競馬場で行われ、8番人気のポタジェ(牡5=友道)がJRA・G1初制覇。人気を集めた現役最強馬エフフォーリアと5連勝中の新星ジャックドールの“2強”ともに崩れる衝撃の乱戦を制し「春の中距離王」に輝いた。

 レースはポタジェが最後の直線、レイパパレとアリーヴォとの激しい叩き合い制し初のビッグタイトルを獲得。2着には3番人気レイパパレ、3着には7番人気アリーヴォが入線。

 払い戻しは単勝(8)5870円。馬連(8)(14)1万980円。馬単(8)―(14)3万9630円。3連複(8)(9)(14)5万990円。3連単(8)―(14)―(9)53万7590円。1番人気エフフォーリアが9着、2番人気ジャックドールが5着と崩れたため波乱決着となった。

 勝ったポタジェは父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ(母の父オーサムアゲイン)の血統。通算成績は15戦6勝。JRA・G1、重賞ともに初優勝。

 現役最強馬エフフォーリアと5連勝中の新星ジャックドールとの“2強対決”に注目が集まるなか、初参戦の大阪杯で激走。初の重賞制覇をG1タイトルで飾り、阪神・芝2000メートル戦では4戦3勝2着1回と相性の良さを発揮した。

 馬主の金子真人ホールディングス(株)は大阪杯初優勝(※馬主名「金子真人」氏含む)でJRA・G1通算31勝目。大阪杯には過去マカヒキを含めワグネリアン(19年3着、20年5着、21年12着)やジナンボー(20年6着)などを送り出していた。

 鞍上の吉田隼は昨年の桜花賞(ソダシ)以来のJRA・G1制覇で通算4勝目。管理する友道師は、昨年の朝日杯FS(ドウデュース)以来のJRA・G1制覇で通算15勝目。G1大阪杯はともに初制覇となった。

 ▽大阪杯 57年、阪神芝1800メートルの重賞として創設。61年は日本ダービー馬コダマが重量61キロで完勝。芝1900メートルの68年はオークス馬ヤマピットが快勝した。72年から現行の芝2000メートルに。92年トウカイテイオー、93年メジロマックイーン、07年メイショウサムソンなどスターホースが優勝。G1に昇格した17年はキタサンブラックが1番人気に応えた。

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