【桜花賞】さすが“牝馬の高野師”!ナミュール絶妙仕上げ

2022年4月7日 05:30

横山武史が手綱を執るナミュール

 【激ウマ情報】11年に厩舎を開業した高野師はこれまでJRA重賞18勝。そのうち牝馬が12勝と3分の2を占める。G1・3勝は14年秋華賞、15年ジャパンCのショウナンパンドラ、昨年大阪杯のレイパパレ。全て牝馬だ。牝馬の育成において大事なことは調教をやりすぎないこと。高野師は「牡馬と違い、牝馬は繊細です。特に2、3歳はまだ体が完成していない。成長を待つことが大事。これが簡単なようで難しい」と語った。

 これを聞けば、ナミュールの最終追いにも納得がいく。指揮官は「今は素質だけで走っている感じ。これに身が入ったら、もっと凄い馬になる」と言う。現段階で桜花賞を勝てば、3冠牝馬への道は大きく開かれる。厩舎はチューリップ賞を21年エリザベスタワー、22年ナミュールで連覇。今年は他にもフラワーCをスタニングローズでV。“牝馬の高野”が定着しつつある。

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2022年4月7日のニュース