【皐月賞】ドウデュース 馬なり軽快駆けで仕上がり万全!鋭伸披露ラスト1F11秒5
2022年4月14日 05:30 各路線で結果を出してきたメンバーが激突する「第82回皐月賞」は群雄割拠の勢力図。その中でドンと構えているのが朝日杯FSの覇者ドウデュースだ。13日、栗東ポリトラックの追い切りは単走でサッと。これでいい。叩き2走目でイメージ通り調子を上げてきた。
派手な追い切りは必要ない。ドウデュースはサラッと最終リハを済ませた。2走前の朝日杯FS時と同じく厩舎スタッフを背にポリトラックへ。単走で道中は馬なりでリラックスしながら軽快な脚取りで進み、直線スッと加速してラスト1F11秒5とシャープな伸び。走りやすい馬場を気持ち良さそうに駆け抜け、6F86秒4でまとめた。友道師は「しまいをサッと伸ばす程度。1カ月くらいのレース間隔で負荷をかける必要もないだろうし、ポリトラックへ。先週の時点で体がスッキリ。当日は500キロ(前走504キロ)を切るくらいで出られると思う」と納得の表情を浮かべた。予定通り叩き2走目でG1へ。万全の仕上がりだ。
1週前の時点で主戦・武豊が好感触をつかんでいる。CWコース3頭併せの最後方から直線で最内を鋭く伸びて、いつも通り動きの良さを披露した。武豊は「相変わらず、いい動き。前走は若干、体つきに余裕があるのかなと思ったが、乗ってみて体がちょっとスッキリしたのかなと。心配していないよ」と満足げ。休み明けの前走・弥生賞ディープインパクト記念は惜敗2着でデビュー4戦目にして初めて土がついたが、巻き返すだけの実力は備わっている。「前走も勝ちたかったけどね。2着ってこと以外は、こちらの期待通りの走りをしてくれた。ここも当然いい走りを期待しているし、悔いのないレースをしたい。いい馬と挑めるのでワクワクしている」と意気込みを語った。
前日に秋の凱旋門賞参戦プランが発表され、武豊は「そういう期待を持ち続けられる結果を出したい」と気持ちを高める。イクイノックス、ダノンベルーガといった2戦2勝の別路線組も注目される牡馬クラシック第1ラウンド。王道を突き進む昨年の最優秀2歳牡馬が本番で存在感を示す。
《武豊4勝目狙う!!》ドウデュースとコンビを組む武豊は2年ぶり27回目の皐月賞騎乗。勝てばM・デムーロと並んで皐月賞最多タイの4勝目になる。また、クラシックにおける最年長V記録は安藤勝がマルセリーナで勝った11年桜花賞の「51歳0カ月14日」で、皐月賞当日に「53歳1カ月3日」の武豊が勝てば記録更新となる。