【皐月賞】キラーアビリティ ぶっつけ本番問題なし!折り合い重点ソフト仕上げ

2022年4月14日 05:30

横山武が騎乗し、先行する併せ馬に並びかけるキラーアビリティ(左)

 世代のG1馬は2頭。ホープフルSがG1に昇格した17年以降、皐月賞で朝日杯FSとホープフルSの勝ち馬が相まみえたのは2回しかなく、いずれも後者が勝利。肩書の対決色も話題の一つで、ホープフルSの勝ち馬キラーアビリティはそれ以来となる、ぶっつけ本番のローテーション。

 1週前、最終追いのCWコース併走追いはメリハリを利かせたもので先週のハードさに比べると、この日はソフトさを強調。しかし、2週続けて横山武を乗せたのは良化をたどった過程を伝える上でも仕上げの妙か。僚馬アウトオブサイト(4歳1勝クラス)を追走から併入でゴールへ。馬なりで6F84秒4~1F11秒7にまとめている。

 横山武は「1週前にしっかりやったので今週は体調を整える程度。折り合いが難しいので、そこを重点的に」と追い切り内容に触れてから「基礎能力が高い。前走は課題が多い中、G1を勝ってくれた。コース形態は問題ない」と中山でのG1連勝をもくろんだ。

 指揮官の斉藤崇師は「前走後すぐに、皐月賞はぶっつけ本番と決まりました。2歳時に4回使ってピリピリしていたので疲れを抜きたかった」と3カ月半ぶりの実戦を不安視するより、むしろ心身ともにフレッシュな状態だとアピールした。

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