【エプソムC】差し決着ならハッピーアワーの一発ある

2022年6月10日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=9日】調教スタートから2時間後の午前8時。静まり返った坂路をハッピーアワーが駆け上がった。エプソムCに出走する関西馬で唯一の木曜追い。長岡が手綱を取り、序盤は折り合いに専念。徐々にピッチを上げてゴール前はひと伸び、4F56秒0~1F12秒5を馬なりで刻んだ。長岡は「中1週なのでサラッと流した。動きは良かったし状態は良さそう」と笑みを浮かべる。

 母サクセスシルエットは東京芝1800メートルで2勝を挙げた。前走・安土城S10着から2F延長でガラリ一変がないか。長岡は「道中をリズム良く運べれば、距離はこなせる。いつもゲートで少し遅れるが、しまいは確実に伸びるので前崩れになれば」と一発を狙う。

 当レースは17年以降、1番人気が5連敗中。ダイワキャグニーが9番人気で勝った一昨年は3連単421万超えの高配当が飛び出した。荒れるイメージが定着しつつある重賞。田村は持参のノートに「差し決着なら出番あり」と記入した。

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