【宝塚記念1週前追い】メロディーレーン“予想外”の超抜駆け
2022年6月16日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=15日】関西も遅ればせながら梅雨入り。宝塚記念当日はどんな馬場になっているか、オサムは思いを巡らせた。そんな朝に目をむく動きは同レースに向かうメロディーレーン。新たにコンビを組む団野を背に、攻め動くフローラルドレス(5歳2勝クラス)と併せ、楽に2馬身先着。4F51秒8の自己ベストを叩き出した。驚いたのは団野本人だった。
「(調教は)動かないと聞いていたんですが、追ってからも最後まで踏ん張っていましたね。小さい馬ですが、体幹が強く、行儀がいい。それにメチャクチャ乗りやすい」
ファン投票17位で出走の夢をかなえたリトルプリンセス。春のグランプリに花を添える貴重な存在だ。“愛娘”のフレッシュな動きに森田師も満足げ。「好不調の波のない馬。状態は変わりないが、不良馬場にでもならない限り太刀打ちできない」と曇天を見上げた。が、裏を返せば馬場状態次第でひょっとするということ。平年より8日遅い梅雨入りが、彼女には吉と出るかも。