【宝塚記念1週前追い】デアリングタクト 単走で軽く猛時計!ラスト1F12秒0

2022年6月16日 05:30

松山を背にCWコースで追い切るデアリングタクト(撮影・亀井直樹)

 20年3冠牝馬の完全復活を予感させるデアリングタクト(牝5=杉山晴)の1週前追い。予定はマーメイドSに出走するトウシンモンブランとの併せ馬だったが、松山は単走を選択。彼女の気分を優先した形だ。

 コースの外を回し、直線に向いても手綱は引っ張りきり。それでも6F78秒9~1F12秒0の猛時計を軽く叩き出す脚力はさすが。前走小さく見えたストライドにも伸びが出た。松山は「ちょっと力んで走っていたので途中から切り替えて併せ馬は意識しないように。動きは良かったですね。硬さは特に変わってませんが、1回使って息とかは動けるようになっている」と上積みを口にする。

 復帰戦のヴィクトリアMは勝ち馬から0秒5差の6着。長期ブランク明けでも見せ場をつくった。松山は復調を実感しながら、課題も挙げる。「前走はマイル戦でいいポジションに付け、勝負に行った分、折り合いが重要になると思います」と口元を引き締め、笑顔を封印した。

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