重賞2勝のオーシャンブルー死す 14歳 馬房で左後肢を骨折して安楽死

2022年8月4日 15:38

12年の金鯱賞を制したオーシャンブルー

 12年金鯱賞と14年中山金杯を制したオーシャンブルー(牡、父ステイゴールド)が4日、左後肢を骨折したため、安楽死処置となった。けい養先の北海道・日高のYogiboヴェルサイユリゾートファームがホームページで発表。14歳だった。

 ヴェルサイユリゾートファームは「当牧場にて繋養しておりましたオーシャンブルーが安楽死処置となりました。4日早朝に馬房内にて左後肢が骨折してしまっているのを発見。即、獣医師を呼び診断してもらいましたが、球節が開放し腱も切れてしまっている重症であり、術後も支えている右肢への負担から結果的に苦しむ事が予測される為、上記での処置が取られました」と報告。「牧場に戻ってき、これからゆっくりと過ごしてもらいながら、多くの方にその背中に乗ってもらえればとスタッフ一同楽しみにしていた矢先、急な別れとなってしまい、非常に言葉で表しづらい悲しい気持ちでいっぱいですが、謹んでお知らせさせて頂きます」と綴った。

 現役時代は30戦7勝。4歳時の金鯱賞で重賞初制覇を果たすと、続く有馬記念ではゴールドシップの2着に健闘。6歳時の中山金杯で2つ目の重賞タイトルを獲得した。

 現役引退後は16年からレックススタッドで種牡馬となったが、中央ではダンシングリッチーが2勝を挙げた程度で、目立った活躍馬を残せなかった。20年シーズン限りで種牡馬を引退し、その後はヴェルサイユリゾートファームで余生を過ごしていた。

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