【レパードS】ホウオウルーレット 重賞初挑戦Vへ鋭伸 7馬身後方から併入

2022年8月4日 05:25

2頭併せで追い切るホウオウルーレット=右(撮影・光山 貴大)

 3歳ダート重賞「第14回レパードS」(7日、新潟)の追い切りが3日に行われ、大器ホウオウルーレット(牡=栗田)が重賞初挑戦での戴冠へ準備を万端整えた。

 ホウオウルーレットはWコースでエクレルシー(4歳3勝クラス)と併せ馬。7馬身後方から追走。徐々に差を詰めると直線内に入り強めに追われてしっかり併入。6F81秒7~1F12秒3でフィニッシュした。

 今週、栗田師はタイトルホルダーが挑戦予定の凱旋門賞下見で渡仏中。三浦助手が取材対応した。「動きは問題ないし、前走より息遣いは良かった。時計も予定通り」と順調さをアピール。新馬、黒竹賞の連勝は逃げ、先行だったが、青竜S2着と前走いわき特別Vは差し。脚質を変えられるのは競馬センスの証明。「気性が素直で教えたことをすぐに覚える賢さもある。それが操作性の良さにつながっている。(以前に騎乗した)田辺や和生(横山和)も調教では不安がっていたけど、競馬では結果を出した。実戦に行っていいタイプ」と長所を明かした。

 同厩舎には南部杯を20、21年と連覇中のアルクトスがいる。ダートを主戦場に活躍する先輩と比較しつつ、三浦助手はルーレットの青写真を描いた。

 「跳びが大きいところは似ている。まだパワーはアルクトスに及ばないけど、本格化すれば同じレベルにいける馬。今回は同世代が相手だし、楽しみです」

 偉大な先輩に劣らないポテンシャルを秘めるホウオウルーレット。レパードSでまずは重賞初勝利の勲章を手にする。

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