【関屋記念】イルーシヴパンサー 長い直線で末脚生きる、前走安田記念8着も上がり最速

2022年8月8日 05:30

長い直線で末脚が生きそうなイルーシヴパンサー

 3週目の新潟はサマーマイルシリーズ「第57回関屋記念」がメイン。今年は安田記念、ヴィクトリアMからの参戦馬もあり、秋の飛躍を誓う実力馬たちが顔をそろえる。真夏の名物マイル重賞らしい熱い戦いが期待できそうだ。

 中心はイルーシヴパンサー。4連勝で挑んだ前走の安田記念(8着)は強敵たちを抑えて1番人気に支持された。初G1の流れに戸惑って流れに乗れなかったが、上がり3Fはメンバー最速タイの32秒6と能力は示した形だ。長い直線で強力な末脚が存分に生きそうだし、G3なら大きく見直したい。

 対抗はダノンザキッド。昨年マイルCSで3着に好走し、前走の安田記念は勝ち馬ソングラインから0秒2差の6着と善戦した。マイルなら大きく崩れておらず、直線に坂のない新潟コースも歓迎だろう。3連勝で20年ホープフルSを優勝したポテンシャルはメンバー屈指。復活ムードが漂う素質馬に注目だ。

 ウインカーネリアンは重賞未勝利だが、すでに6勝をマークしている。オープンの谷川岳S、米子Sを連勝中で勢いは十分。武器である機動力を生かして前から粘り込む。素質馬リアアメリアも復調気配。近走は歯がゆい競馬が続いたが、久々の前走・マーメイドS(4着)で上位から小差に頑張った。20年ローズS以来の勝利を目指す。他には重賞2勝馬ザダル、長期休養明けの堅実型ピースワンパラディなどがエントリーしている。

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