【札幌記念】パンサラッサ2着、逃げて主導権もあと一歩 矢作師は冷静に注文

2022年8月22日 05:20

<札幌11R・札幌記念>パンサラッサ(左)などG1馬5頭を撃破したジャックドール。鞍上の藤岡佑は会心のガッツポーズ(撮影・高橋茂夫)

 わずか首差。パンサラッサはスタート後から気合をつけ、主導権を握った。いつもほどの大逃げではなく、この馬にしては控えめの前半5F59秒5。4角手前で勝ち馬ジャックドールに詰め寄られ、馬群にのみ込まれそうになったが持ち前の勝負根性で内からひと伸びして2着。

 吉田豊は「この前(宝塚記念8着)もそうだったが、ゲートがひと息。スピードに乗ってからは楽なんですけど…。3、4角で、もう少し後続を引き離したかった。あそこでセーフティーリードを取れていたら、違ったかなと思う」と悔しがった。矢作師は「いい子になりすぎているのかも。荒々しさがなくなっている」と負けて強しの惜敗2着でも冷静に注文を付けた。ドバイターフ(1着同着)のタイトルをロードノースと分け合った実力馬ゆえ、求めるレベルも高い。今後続戦か否かは近日中に発表される。

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