川田 凱旋門賞へディープボンドと初コンタクト、坂路で存在感

2022年8月26日 05:00

川田を背に坂路で追い切るディープボンド(撮影・亀井直樹)

 【東西ドキュメント・栗東=25日】ムチ一本で全国、いや世界を駆け巡る騎手という職業を改めてカッコイイとオサムは思う。この日、朝イチの坂路に白ジャケットをまとった川田の姿があった。凱旋門賞でコンビを組むディープボンドとの初コンタクトは坂路で馬なり。4F56秒6~1F12秒6の時計は遅いが、極太の存在感は相変わらずだった。

 動きを見届けた大久保師は「今日は1本目だから軽めに。タイトなスケジュールの中、乗ってくれた」と満足げ。背中の確認と今後の調整方法などもじっくり話し合われたようだ。川田は「このまま無事に日本を出国できるよう、準備できたらいいと思います」と淡々と話しトレセンを後にした。向かった先は佐賀競馬場。サマーチャンピオンでコンバスチョンに騎乗するためだ。

 レースが終われば札幌に飛び、週末はワールドオールスタージョッキーズに参戦。先週早々と年間100勝に到達したリーディングジョッキーの背中が実に頼もしく見えた。

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