【セントライト記念】キングズパレスの父キングカメハメハ 産駒は馬場状態問わず走る
2022年9月19日 05:30 大種牡馬のキングカメハメハ産駒は馬場状態を問わずに走っている。同産駒のJRA芝重賞は111勝(18日現在)。良で勝率8・6%(91勝)、やや重で同7・0%(10勝)。重では同8・7%(6勝)や不良で同18・2%(4勝)と、良ややや重を上回る勝率を挙げている。同産駒の不良芝重賞V例は12年AJC杯のルーラーシップ。今回のセントライト記念と同じ中山外回り2200メートルが舞台だった。キングズパレスの全姉リバティハイツは20年オパールS(重)、半兄ランドオブリバティは20年新潟新馬戦(不良)で道悪V実績がある。
《3着までに優先出走権》セントライト記念は日本初の3冠馬で顕彰馬でもあるセントライトの功績を称え1947年に創設された3歳限定重賞。当初は2400メートルで実施されたが、80年以降は2200メートルで定着した。3着までに菊花賞優先出走権が与えられる。84年にはシンボリルドルフが無傷7連勝でセントライト記念を制し、次走・菊花賞で日本初の無敗3冠馬に輝いた。その後しばらくセントライト記念優勝馬は菊花賞を勝てなかったが、15年優勝馬キタサンブラックが菊花賞もV。昨年はタイトルホルダーがセントライト記念13着から巻き返し、菊花賞で悲願のG1初制覇を飾った。