【凱旋門賞】ドウデュースの松島オーナー「もし、勝ったらどうなるんかな」

2022年9月27日 05:15

日本ダービーを制したドウデュースをねぎらう松島正昭オーナー=左(右は友道調教師)

 ドウデュースの馬主でキーファーズの松島正昭代表は6月上旬、栗東トレセンを訪問。「今も毎日、ダービーの映像を見て感激に浸ってる。いったい何百回、見たかな」と報道陣を前に冗談とも本音ともつかぬ言葉を口にすると、武豊が笑いながら「それ、事実よ」と絶妙のツッコミ。一気に場が和んだ。

 馬主になる以前の20年前、スポニチ本紙(関西版)に競馬予想のコラムを寄稿していたのが松島氏だった。「人情もろい性格やからね。スポーツで感動したら涙が出るし、映画やドラマでも泣く。ダービーはもちろん感動・感激の涙にまみれた。今度は凱旋門賞。もし、勝ったらどうなるんかな」

 馬券好きの競馬ファンが馬主になった理由は、友人である武豊の凱旋門賞挑戦をサポートする、というものだから、ドウデュースの挑戦は願ってもないプラン。「武豊さんが凱旋門賞を勝つなら馬主は誰でもいいと思っているのに、こうして自分の所有馬がダービーを勝って挑戦できる。奇跡やね。ホンマに奇跡」。まるで筋書きがあるかのように積み重なる出来事を松島氏は“奇跡”と認めている。

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