【チャンピオンズC】クラウンプライドまさかの2着 福永も脱帽「勝ち馬の最後の切れ凄かった」
2022年12月5日 05:26 完璧だった。ただ、運がなかった。誰もがクラウンプライドの勝利を確信したゴール前。見えないほど後方から“鬼”が飛んできた。逆転を許し、まさかの2着。ほとんど手がかかった勝利がするりと逃げていった。福永は天を仰ぐ。
「フィジカル面でもメンタル面でも前回のいい状態をキープできていた。上手にスタートして思ったより遅い流れ。2番手で我慢できたし、自分のタイミングでゴーサインを出した。止まっていない。勝ち馬の最後の切れが凄かった」
日本テレビ盃、JBCクラシックに続き、またしても2着。それでも百戦錬磨の古馬相手に差のない力量と成長した姿を見せつけた。新谷師は結果を素直に受け止め「よく走ってくれたと思います。この秋は来年につながるレースができた。(今後は)オーナーと相談して考えたい」と話し、視線を前に向けた。次世代のチャンプが試練をバネに、ここから飛躍する。