最優秀障害馬はオジュウチョウサン 史上最少1票差、引退に花添えた
2023年1月11日 05:30 最優秀障害馬は昨年いっぱいで現役を引退したオジュウチョウサン。16~18、21年に続き5度目の受賞。得票138票は、暮れの中山大障害を制したニシノデイジーと1票差。JRAに記録が残る04年以降、最少得票差での選出となった。
和田正師は「5回も受賞したのは本当に凄いこと。それだけ偉大な馬だったということを改めて実感しています」と感慨深げ。春の中山グランドジャンプでJ・G1・9勝の偉業を達成。ラストランとなった中山大障害では6着に敗れたが、5歳でG1初制覇を飾ってから11歳まで王者として君臨し続けた。11日に放牧中の和田牧場(千葉県成田市)から生まれ故郷の坂東牧場(北海道日高町)に向けて出発。種牡馬として第二の馬生を歩む予定だ。
◆オジュウチョウサン 父ステイゴールド 母シャドウシルエット(母の父シンボリクリスエス)牡12歳 チョウサン 美浦・和田正 石神 坂東牧場 4戦1勝 7637万円(中山グランドジャンプ)
※プロフィルの見方 馬名、父、母(母の父)、現在の性齢、馬主、厩舎、受賞騎手、生産者、22年の成績、同獲得賞金(G1優勝レース)