【若竹賞】スズハローム 母短距離向きも伸びやかな走り魅力!高橋裕師手応え「いい雰囲気戻った」

2023年1月17日 05:30

スズハローム

 中山日曜9R「若竹賞」はマイル未勝利で衝撃の5馬身差Vを飾ったスズハローム(牡=高橋裕)に注目だ。

 昭和の“400万下”時代から続く“老舗”の3歳特別戦「若竹賞」。過去の優勝馬にはダンスインザムード(04年)、サンテミリオン(10年)、ウインブライト(17年)など後の活躍馬が名を連ねる。

 今年の注目はスズハローム。初戦はレイベリング(朝日杯FS3着)の4着に敗れたが、「体も使えずハミも取れず。本来のフォームで走れなかった」と高橋裕師。2戦目の前走で一変。内枠(2番)で出遅れ後方に置かれたが、残り4Fから加速。3~4角で外を一気に捲り、2着に5馬身差をつけて圧勝した。「出遅れて“アー”と思ったが、結果的にはハミを取って本来の走りができた。時計もしっかりしているし強い内容だった」と振り返る。

 前走後は年明けのジュニアCに向かうプランもあったが「普段うるさい馬がおとなしかった。さすがに疲れていた」(同師)と見送り。間隔を空けたことで「いい雰囲気が戻った」と臨戦態勢は整った。

 オープンまで出世した母アイラインも手がけた師は「母は短距離向きのかっちりした走りだったが、この馬は体をうまく使って伸びやかに走る」と評価。「思い入れのある血統なので頑張ってほしい」と力を込める。現状はマイル向きの見立てだが、千八のここで好走すれば選択肢が広がる。春が楽しみになる競馬を期待したい。

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