さらばエフフォーリア…横山武は涙「感謝し切れないの一言に尽きます」

2023年2月17日 05:00

涙ながらにエフフォーリアについて話す横山武(撮影・河野光希) 

 京都記念を心房細動で競走中止、14日に引退が決まった21年の年度代表馬エフフォーリア(牡5=鹿戸)が16日、美浦トレセンを退厩した。全11戦の手綱を取った横山武史(24)は笑顔で相棒をなでていたが、報道陣に囲まれると涙があふれた。「感謝し切れないくらい、たくさんのことを学ばせてもらった。感謝し切れないの一言に尽きます。最後は笑って送り出したかったが…。エフフォーリアがくれた経験を糧にして僕自身も成長していきたい」と涙声で語った。

 鹿戸師は「厩舎にとっても僕にとっても宝物で、ヒーローでした。できれば勝てなかったダービーをエフフォーリアの子で勝ってみたい」と夢を産駒に託した。同馬は16日付で競走馬登録を抹消。福島・ノーザンファーム天栄を経由し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。早ければ今年中に種付けを開始する。

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