【フェブラリーS】シャールズスパイト カナダの83歳殿堂調教師が自信!「メンタル強く何でもこなせる」
2023年2月17日 05:25 フェブラリーSに史上初めて参戦する外国馬シャールズスパイト(牡6=カナダ)は16日、東京ダートコースで調整。本番と同じ芝の発走地点からゴールまでキャンターで流した。「深い砂にも対応していたし経験のない芝とダートの境目も問題なかった」。前日に来日した83歳のアトフィールド師は長旅の疲れも見せず満足げに振り返った。
今回の参戦はオーナーのチャールズ・フィプケ氏の強い意向で実現した。ダイヤモンド鉱山の開発で財を成した同氏は日本の馬主免許も取得。19年セレクトセールで購入したカナテープ(牝4=堀)は昨年デビューして2勝を挙げ、今週の土曜東京12Rに出走する。米国に所有する牧場で競走馬の生産も手がけており、種牡馬としての価値を高めたいという野望を秘めての挑戦だ。
米G1勝ちを含む通算5勝は全て芝とオールウェザー。ダートは米国で2戦して3着が最高着順だ。「その部分は私も未知。祈るしかない」と師。適性については、正直な感想を口にした上で「食欲があって状態は間違いなくいい。メンタルが強く何でもこなせる馬。日本馬は相当強いが、芝での能力を発揮できれば」と期待を込めた。カナダの年度代表馬を6頭育て、同国と米国で殿堂入りしている名伯楽の手腕に注目したい。