【フェブラリーS】武豊騎乗でヘリオス一変気配 陣営「上積みは大きい」

2023年2月17日 05:25

 【G1ドキュメント・栗東=16日】出走メンバーを見渡すと確たる逃げ馬がいない。昨年の南部杯で逃げ粘って2着だったヘリオスが主張するか。前走の根岸Sでも逃げようとしたがオーロラテソーロに競られて厳しい展開に。マイペースに持ち込めれば巻き返してもおかしくない。西園正厩舎に向かった坂田。駒崎厩務員は前走時との雰囲気の違いに手応えを感じている様子だ。「(転厩初戦で)手探りだったし、環境の変化のためかイレ込んでいた。最近やっと慣れてきてくれましたよ。今は手探りから楽しみに変わった感じです」と笑顔だ。

 一変気配あり。調教役の西園助手にも話を聞く。「前走は余裕残しだったし、雪の影響もあって思うように最後の調教ができなかった」。そうそう、そうだった。「今週は行きっぷりが違うし素軽さも出てきた。上積みは大きいですよ」

 展開次第ではあるが、ひょっとするのでは?最後は西園正師に作戦を聞いた。「頼むな、で終わりだよ。あれだけのジョッキーなんだから」。そうだ、鞍上は武豊だった。「(12年マイルCSを制した)サダムパテックの時だって何も言わなかった。任せるよ。まあ見ておいて」。19年のこのレースをインティで逃げ切ったのが武豊。作戦は騎手に任せて泰然自若。この力みのなさが金星を呼ぶかもと坂田は感じた。

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2023年2月17日のニュース