【中山記念】距離OK!!先行力ある5歳関東馬ソーヴァリアント

2023年2月21日 05:27

中山記念勝ち馬の4角位置

 今週は東西で2重賞が組まれている。開幕週の中山日曜メインは伝統のG2「第97回中山記念」。春の訪れを感じさせる好メンバーがそろった。過去10年の傾向から勝ち馬に迫る。

 【性齢】
 例年、多様な世代が顔をそろえる。4、5歳世代で計16連対。シンプルに若い馬が強い。4歳馬は【4・3・5・14】で勝率15%、連対率は26%。一方、5歳馬は【5・4・0・22】で勝率16%、連対率29%。数字はほぼ互角といっていい。なお、4歳牝馬が【1・2・0・2】と良績を残している。

 【脚質】
 開幕週の馬場、圧倒的に先行馬が優勢だ。4角の位置取り別成績を見ると、4角先頭は【1・1・3・5】で昨年はパンサラッサが勝利。続く2番手は【0・3・2・7】で複勝率41%。3番手が【5・0・1・8】、4番手は【4・2・0・5】と良績を残す。好位の3、4番手あたりが黄金ポジション。1800メートルでもコーナーを4つ回る形態とあり、うまく息も入れられる。多少ペースが流れても前が残る。

 【所属別】
 関東馬が強い。15年から7連勝を挙げ、昨年もカラテ(当時は関東所属)が2着。過去10年で馬券に絡まなかった年は一度もない。一方、関西馬は【2・5・4・35】で勝率は4%。アタマでいくなら関東馬を選ぼう。

 【結論】
 ソーヴァリアントは前走のチャレンジCを好時計勝ち。コーナー4つのコース形態を4角3番手から押し切った。5歳にしてキャリア11走。伸びしろも見込める。距離短縮組は14連対で、前走2000メートル組は【4・4・3・31】と1F短縮はむしろ歓迎だ。春の大舞台を見据える関東馬が好スタートを切る。 (データ班)

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