【サウジカップ】ジュンライトボルト シャープな脚色で最終追い切り 友道師「いいフォームで走れていた」

2023年2月22日 17:48

最終追い切りを行ったジュンライトボルト

 日本とは質の違うダートでも一切、戸惑うシーンはなかった。ジュンライトボルト(牡6=友道、父キングカメハメハ)は22日、決戦の地・キングアブドゥルアジーズ競馬場のダートコースで最終追い切りを消化。終始、楽な手応えのままシャープな脚さばきで駆け抜けた。友道師は「今朝は5Fぐらいをサッと。いいフォームで走れていた」と笑みを浮かべた。

 19年夏にデビューして以降、芝で勝負してきたが昨夏にダートに切り替えると4戦3勝でチャンピオンズCを制覇。芝でも見せていた鋭い決め手を発揮し、G1タイトルを手にした。

 日本の新ダート王に対する海外の注目度は高く、欧州の大手ブックメーカーは単勝オッズ7~9倍で米国馬2頭(テイバ、カントリーグラマー)に次ぐ3番人気に設定している。現地のダートについて友道師は「差しが利きそう」とイメージ。「連勝中の勢いに期待したい」と力を込めた。

 1着賞金1000万ドル(約13億円)を懸けた大舞台でライアン・ムーア(39)と新コンビを結成。友道師は「金曜に乗ってもらう予定です」と初コンタクトの機会を設け、万全の態勢で臨む。世界の名手を背に、海外ビッグタイトル獲りにチャレンジする。

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