【皐月賞】マイネルラウレア乗り味抜群!陣営「リニアモーターカーみたい」

2023年4月12日 05:30

坂路を駆け上がるマイネルラウレア(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=11日】先週の桜花賞はリバティアイランドが4角16番手から直線一気を決めた。ド派手な勝ちっぷりは鮮明に記憶に残っていく。今週は牡馬1冠目の皐月賞。関西馬で凄みのあるレースを披露したのは?メンバーを見渡した新谷の頭にはマイネルラウレアが浮かんだ。

 無傷の2連勝中。新馬、若駒Sをいずれもメンバー最速の末脚で差し切った。特に前走・若駒Sが鮮やか。好位内から先に抜け出したワンダイレクトを離れた大外から豪快に捉えた。着差は鼻。見た目は辛勝だが、強烈なインパクトを残すレースぶりだった。担当の荻須助手も内容を高く評価する。「緩い流れ(前半1000メートル通過63秒4)で、一番外からいい脚を使ってくれた。セールスポイントは走りが滑らかなこと。上質な潤滑油が入っている感じで(四肢の)可動域にムダがない。例えるならリニアモーターカーみたい」と乗り味の良さを絶賛する。

 若駒S後は弥生賞ディープインパクト記念がザ石、毎日杯は筋肉痛で回避。前哨戦を使えなかったが、順調に回復。坂路主体の調整が進められてきた。全休明けの火曜朝も軽やかな脚取りで坂路を駆け上がった。荻須助手は「先週の追い切りで80点ぐらいに上がってきた。体もしっかりできているし、乗っている感じも状態は戻ってきたと思います」と順調ぶりをアピールした。父ゴールドシップは12年皐月賞を大胆なイン強襲で優勝。G1・6勝を挙げた父から受け継いだ息の長い末脚を武器に、父子Vを目指す。

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