【宝塚記念】イクイノックスが1週前追い切り ルメール「今回もビッグチャンス」

2023年6月14日 11:36

ルメール騎手を背にCWコースで併せ馬で追い切るイクイノックス(左)(撮影・亀井 直樹) 

 昨年の年度代表馬イクイノックス(牡4=木村)が宝塚記念(6月25日、阪神芝2200メートル)に向け、CWコースでルメールを背に1週前追いを行った。

 ブレッシングレイン(6歳障害オープン)を追走してスタート。6F79秒3~1F11秒6を刻み、首差先着した。

 ルメールは「状態は良さそうです。馬場の入りから冷静に走ってくれましたし、いいフットワークで徐々に加速してくれて、3~4コーナーでは自分から動いて最後の脚はちょうど良かったです。栗東に来てハイテンションでもなく、エキサイトしてなかったし、慣れてきた感じがしました。競馬の日にトップコンディションになれば」と上々の感触だった。
 
 前走のドバイシーマクラシックは逃げの手に出て、2着ウエストオーバーに3馬身半差をつける圧勝劇。「逃げる馬がいなくて遅いペースも嫌だったので自分のペースで行こうと。賢い馬ですし、最後もまた伸びてくれました。いい経験でした」と振り返る。

 ファン投票1位に選ばれての春グランプリ向け「ドバイで素晴らしいパフォーマンスをしたから、さらに上に行けるかは分からないけどね。日本とドバイの競馬は違うし、今回は右回りで内回り。馬場もレイニーシーズンで重くなるかもしれない。今回はできればミドルポジションぐらいで乗りたい。その後にポジションを上げられたら、今回もビッグチャンスだと思う」と意気込みを語った。

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