実戦復帰でVの永島まなみ 騎乗停止は「自分の責任」「これを忘れず、精進します」

2023年6月14日 17:05

永島まなみ(撮影・亀井 直樹) 

 スマートフォンの不適切使用で5月13日から今月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた永島まなみ(20)が14日、地方の名古屋競馬で実戦復帰し、勝利を挙げた。

 今週末の中央競馬に先立ち、10RのJRA交流・ピーチ賞(ダート1500メートル)でビッグボーンリタ(牝3=高橋康)に騎乗。果敢に先頭に立つと、ゴール前の2着馬の猛追をハナ差しのいだ。

 「この1カ月間、凄くたくさんの方にご迷惑をおかけし、自分自身、考えた行動ができず、そこはしっかり反省したいです。今日は自厩舎の馬で(スタッフが)一生懸命、乗ってくださっていて状態自体は凄く良かったです。私自身、実戦から離れていたけど調教には乗せていただき、馬とのコンタクトは忘れないように意識はしていました。鼻差ではあったけど、しのいでくれて馬と先生(高橋康師)に感謝したいです。実戦から離れて第三者として外から競馬を見るだけでも勉強になりました。引き出しが増えたと思うし、反省する期間ではあったけど、その中でも学べることはあったんじゃないか、と思います。乗る前にプレッシャーは感じなかったです。実際、乗ってみて今日は減量があったので、ある程度ペースを落とさず乗ろうと思っていて、その分、最後はギリギリになってしまったので、これからペース感覚を取り戻すよう頑張っていきたいです。今回この件(騎乗停止)は自分の責任なので、これを忘れず、精進します。素晴らしい馬に乗せていただいていることに感謝し、成績を上げられるよう乗っていきたいです」

 永島は15日は園田8Rでカネトシディーバとコンビを組む。前日(13日)は、同じく騎乗停止処分が明けた今村聖奈(19)が金沢で復帰。8鞍に騎乗して3着が最高だった。

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