【川崎11R・スパーキングレディーカップ】スピーディキックが主役
2023年7月5日 09:30 (9)スピーディキックが主役だ。地方最優秀3歳牝馬の看板を引っ提げ挑戦した前々走フェブラリーSで6着に善戦。ゴール前の伸びはJRA一線級にも引けを取らなかった。それだけに前走かしわ記念は案外な結果だったが、フェブラリーS同様、流れに乗れなかったのが敗因。バテたわけではなく評価を落とす必要はない。今回は牝馬限定戦。近2走と比べれば格段とレースはしやすいはず。勝負どころから果敢に上昇。直線で自慢の剛脚をさく裂させる。
重賞連勝中のグランブリッジが怖い。休み明けかつ、重量58キロ。さらに初めてのマイル戦と課題は多いが、あっさり克服しても驚かない。昨年の2着馬レディバグの浮上に警戒が必要。
▼グランブリッジ(新谷師)コースに関しては、どこに行ってもやれる万能タイプ。1600メートルは初めてだが、ある程度ポジションは取れるはず。馬は充実して、大人になってきた。
▼トキノゴールド(八木喜師)状態はいい。一つでも上の着順を目指して頑張ってほしい。
▼サイファリス(伊藤好師)状態は変わらないが、相手がそろっているからね。中団に付けたいがこのメンバーでどこまでやれるか。
▼タガノクリステル(長谷川師)以前は硬さもあった馬だが、今は彼女なりの柔らかさが出てきた。まだ力を付けている段階だが、重賞でどこまでやれるか。先行力も身についてブリンカーの効果もある。適性的に距離はマイルまでは大丈夫だと思う。
▼ノーブルシルエット(佐野師)JRAのオープン馬だけに底力はありそうだが、仕上がりがいまひとつ。距離ももう少し欲しいところだけに今回はどうか。
▼エナハツホ(高島助手)前走はオープン初戦でしたし、勝ち時計も速かった。今回は重賞だが、牝馬限定戦。小回りも新潟で勝っているし、マイルが短過ぎることもない。地方の深いダートでも反応良く動いてくれると思う。今後に向けて賞金を加算したい。
▼レディバグ(北出師)前走(栗東S4着)を使ってから状態に関しては平行線ぐらい。この時季は銭形も浮き出て、体調はいいように思う。昨年のこのレースで2着しているように1600メートルはベスト。後はスタートして、ある程度付いて行ければ。
▼ラインオブフェイト(新井清師)動きはだんだん良くなってきた。東京で勝っているし左回りコースもいいと思うので、頑張ってほしい。
▼スピーディキック(藤原師)フェブラリーSの疲れがあった前走より今回の方が手応えがいい。仕上がりには満足している。今回は強気の競馬をしてほしい。