【スプリンターズS】メイケイエール 誰もが彼女を好きになる!額の流星はバラのつぼみ

2023年9月27日 05:30

馬房でリラックスするメイケイエール(撮影・亀井直樹)

 16頭の魅力的な出走馬が顔をそろえた「第57回スプリンターズS」(10月1日、中山)。秋のJRA・G1開幕戦に合わせ、スポニチは新企画スタート!「馬(バ)チェロレッテ」では前線記者が買いたい馬の魅力をアピールして「真実の馬券」に迫る。あのオサムが超絶美少女にめろめろ!?58歳のベテラン記者が足しげく通う先には、かれんな5歳牝馬メイケイエールがたたずんでいた――。

 メイケイエールにはファンが多い。愛されている。なぜか?走ることに対して常に一生懸命だから。痛いほどの前向きさが競馬を愛する人の胸を打つ。管理する武英師は言う。

 「この馬のことは一生忘れないです。折り合いに関して、これだけ難しい馬に当たることはないと思う。本当に勉強になりました」

 1頭の2歳牝馬がデビューした20年夏、当時開業3年目の若きトレーナーに与えられた難問。それがメイケイエールの折り合いだった。レースで行きたがる。気性が悪いのではなく一生懸命すぎて。

 試行錯誤しながら重賞6勝。残すはこれまで国内外で8度挑戦し、いまだ手にできてないG1タイトルだ。スプリンターズSは3年連続参戦(21年4着、22年14着)になる。
 「競馬に行ってパニックになることもなくなった。そういう面では大人になったかな」

 今春は高松宮記念12着、前走・安田記念15着。ぶっつけでのG1参戦ともなれば馬券的な人気は急降下だろうが、武英師は前向きで自信をにじませる。

 「最近、香港スプリント(22年5着)以外は2桁着順だけど真面目に走ってくれたら見劣らないと思う。馬券を買う側としては他の馬に目が行くだろうけど、行った瞬間に走ったりしますよ。え、終わったんじゃなかったの!?みたいな」と不敵な笑みを浮かべる。

 5歳秋を迎えたエールはたくましくなって帰ってきた。「また大きくなりました。体重が500キロ(前走480キロ)ちょっとあって背も伸びた。レースでは490キロぐらいまで落とせると思う。今回は置きにいかず、攻めていきたい」と強気の調整を心がける。
 気性面の成長、進化した馬体。開き直れるからこそ打って出られる攻めの姿勢。いよいよ大願成就の秋になる。

 《写真集大人気》昨年9月「メイケイエール写真集 一生懸命、全力疾走」(ガイドワークス)が発売された。反響は大きく、即重版が決定。同月のオリコン週刊写真集ランキングでは女性アイドルを向こうに回して3位。人気の理由は圧倒的ビジュアル!!正面から見つめ射抜く黒目がちな瞳。ファンが「バラのつぼみ」と呼ぶ額の流星。フワフワの前髪。ピンと立った耳。武英師も「ホント美人。かなりモテると思います」と話す。走るし美人で、天は二物を与えた。今週には続編「メイケイエール公式ファンブック」(同)も発売。迷わず“買い”だ。

 《感じる“甘み”》今回、陣営はハミを工夫。新兵器だ。「ハミ」は馬の口にかませる棒状の馬具。両端が手綱と接続され、騎手の意思を伝える。使用する新たなハミ=写真=は中央部分が一本の棒状。通常ハミにあるジョイント部分がなく、中央部が舌の形状に盛り上がる。エッグバットとハッピータンの組み合わせで馬の口角への当たりが柔らかい。かむ部分はスイートアイアンと呼ばれる素材で、酸化しやすく馬は甘みを感じるとか。1週前調教で効果を確かめた池添は「新しいハミがだいぶ利いている。レースもこれで」と満足げだった。

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