【秋華賞】エミューの大金星あるぞ リバティアイランド1強ムードに“異議あり”
2023年10月10日 05:17 過去10年の傾向から好走馬を探す「G1データ王」。今週は牝馬3冠最終戦「第28回秋華賞」。今年はリバティアイランドで仕方なし?そんな断然1強ムードにデータ班は“異議あり”。分析で導き出したのは春の雪辱を誓う東の伏兵だ。
【ローテーション】中心は4勝のオークス組と、重賞昇格後に3勝を挙げる紫苑S組(格上げ前にも1勝)。この2組は連対率20%以上(紫苑S組は重賞昇格以降)をマークしている。ローズS組も2勝を挙げているが、連対率は7・6%と大きく水をあけられている。その2勝は13年メイショウマンボ、15年ミッキークイーン。いずれもオークス馬だった。
【重賞実績】優勝馬10頭中8頭が「重賞での勝利実績」があった。直近の条件戦を勝ち上がった勢いは、ここでは通用しにくい。該当しなかった2頭、14年ショウナンパンドラと16年ヴィブロスは共に紫苑S2着馬。重賞未勝利馬はこれが最低ラインとなりそうだ。
【種牡馬】ついにディープインパクト産駒の出走が0となった今年の秋華賞。過去10年で圧倒的な成績を残してきた同産駒が不在なら、おすすめはハービンジャー産駒だ。17年はディアドラが力強く差し切り、同産駒は【1・1・1・1】で連対率50%を誇っている。
【結論】本命はエミューにたどり着く。春のフラワーC優勝は、ここで上位人気になりそうなヒップホップソウルを下してのもの。ハービンジャー産駒らしく、タフなレース展開で長くいい脚を使える。前走・紫苑S(9着)が案外でここは人気薄濃厚だが、データ的には狙える根拠がそろっている。大本命リバティアイランド撃破の大金星なら、夢のビッグ配当を手にできる。 (データ班)