【天皇賞・秋】ドウデュース100点 馬体全体に張り 2000メートルで本領発揮

2023年10月24日 05:29

ドウデュース

 ドウデュースは3月のドバイターフを左前肢ハ行で出走取消となりましたが、その影響は全く見られません。馬体全体に十分な張り。毛ヅヤも良好。少し余裕のある腹周りも今週の調教と長距離輸送で引き締まるでしょう。立ち姿にもゆとりがあります。目、耳、鼻先を左前方の一点に集中し、引き手をたるませながら穏やかにハミを受けています。

 昨年のダービー以来の馬体診断ですが、当時に比べてキ甲(首と背中の間の膨らみ)が抜けています。キ甲の発達に連動して首、胸前、肩の筋肉が大きくなった。ハーツクライ産駒らしい成長ぶりです。

 ダービー馬とはいえ、2400メートルよりも2000メートル向きの体形。胴が詰まり気味で、各部位のリンクに遊びがないのです。ゴール前でイクイノックスに詰め寄られたダービーの走りからも2000メートルの方が適していると思える。秋の天皇賞は本領発揮の舞台。100点満点を付けました。問題は200点の同期のライバルが待ち構えていることです。

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