【天皇賞・秋】ジャスティンパレス95点 急成長したトモ 距離克服へ万全

2023年10月24日 05:28

ジャスティンパレス

 ジャスティンパレスは春の天皇賞馬にふさわしいステイヤー体形。背中から腰にかけてたっぷりと遊びがある。中距離向きとは言えない骨格ですが、期待を持たせるプラス材料もあります。前走・宝塚記念と比べて後肢がボリュームアップしている。トモの筋肉が強くなってきました。

 これだけ発達したトモならスタートダッシュが利く。多少急がせてもフォームは崩れないでしょう。東京2000メートル戦は発走地点から最初のコーナー(2角)まで100メートル程度しかないため位置取りを巡って馬群がごちゃつきやすい。しかし、このトモなら振られる心配もなく、他馬と接触してもはじき返せるでしょう。

 力みひとつない穏やかな立ち姿。さえる青鹿毛の毛ヅヤ。心身ともとてもいい状態です。休み明けで少し余裕のある腹もひと追いで調整できます。何よりも際立つのは急成長したトモ。ステイヤーが距離短縮を克服するためのキーパーツを身につけました。

特集

2023年10月24日のニュース