【みやこS】アイオライト距離対応力魅力 武藤師「何とかグレードレースを勝たせてやりたい」
2023年11月1日 05:23 【東西ドキュメント・美浦=31日】今週のJRAはG1こそないが、4重賞の豪華版。JBC競走の火曜追いを行う馬もいて、小田は右往左往していた。ちょうどいい頃合いで、アイオライト(みやこS)の武藤師がスタンドへ。6月門別の北海道スプリントC2着(ダート1200メートル)以来、5カ月ぶりの実戦。1800メートルへの再延長が、小田はどうにも気になっていた。「坂路で調教している馬なので、美浦の坂路が閉鎖していた間(9月末)まで夏休みしてここへ。距離延長?対応力が凄くある馬なので…。昨秋、2000メートルの浦和記念(3着)の後、1200メートル(令月S2着)をすぐこなしたぐらいだから」。指揮官は笑顔で切り出した。
京都といえば、5月栗東Sの7馬身圧勝が衝撃的だった。「京都はいいと思う。最後の直線が平たんだから。理想は外でもまれず“番手”かな。自分の形に持ち込めば、強い馬だからね」。2歳時の全日本2歳優駿2着(Jpn1)を含め、8度目の重賞挑戦。「リステッドは3回勝っているので、何とかグレードレースを勝たせてやりたい」。狙い澄ました京都遠征に、小田は熱いものを感じていた。