【マイルCS】腕利き調教役片山助手 進化続けるセリフォスに期待

2023年11月16日 05:30

川田を背に追い切り前に運動するセリフォス(撮影・亀井直樹)

 【激ウマ情報】セリフォスに稽古をつける片山裕也助手(43)はかつて名門・池江泰郎厩舎(11年2月末に解散)に所属。調教騎乗がメインの攻め専を務め、その後は調教に騎乗しながら2頭の世話をする持ち乗りとして経験を積んだ。現在は3冠牝馬リバティアイランドの調教役を務める腕利きだ。

 数多くのオープン馬の背中を知る片山助手はデビュー前の早い段階からセリフォスの将来性を感じていた。「ダイワメジャー産駒は早熟タイプが多いと思われがちだけど、この馬自身は年を重ねてポテンシャルが上がってきた。どんどん強くなっている」と成長力に目を細める。

 先週木曜の1週前追い切りは一昨年の新潟2歳S(1着)以来、約2年2カ月ぶりに川田がコンタクトを取った。CWコースでラスト1F(200メートル)10秒7と超抜の伸び。「将雅(ゆうが=川田)がこの馬のことを知っているのは2歳の夏まで。久々に乗ってもらったけど、いい馬だと言ってくれた」。騎手と調教助手。肩書が違っても馬に懸ける情熱に違いはない。心を一つにし、週末に臨む。

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