右太腿ケガから約2カ月…武豊復活祭!「今週から乗ります」

2023年12月14日 05:30

ドウデュースの1週前追い切りに騎乗し、笑顔で記者の質問に答える武豊

 ようやくレジェンドが帰ってくる。天皇賞・秋当日の10月29日に騎乗馬の脱鞍の際に右太腿を蹴られ、筋挫傷で休養していた武豊が16日の中山競馬で復帰する。13日、栗東トレセンで調教に騎乗し、「今週から乗ります」とゴーサインを出した。

 8日に調教騎乗を再開。この日もう一度、乗ってみて復帰するかどうか決める、としていた。朝一番にエコロヴァルツ、その後にドウデュースと2頭に騎乗。馬上の感触を楽しむように稽古をつけた。

 不運なアクシデントによる休養を強いられ「(蹴られた時は)めちゃくちゃ痛かった。1馬力は凄い。きつかったですね。天皇賞を含め、それ以降も楽しみなレースが多かったので、このタイミングか…と思いました」と振り返る。それでも気持ちを奮い立たせ「早く復帰することだけを考えていました。ケガしてから何もしなかった日はないですね。ありとあらゆることをやってきました」とリハビリに励んだ。

 復帰初日、土曜メインのターコイズSは前走・三年坂Sでオープン入りを決めたソーダズリングとのコンビ。来週に迫った暮れのグランプリ、有馬記念(24日、中山)はドウデュース、年内JRA開催最終日のホープフルS(28日、中山)はセンチュリボンドがスタンバイしている。「ドウデュースの存在は自分にとって心の支えになりました」と深く思いを寄せるダービー馬と臨む大一番。名手が師走のG1を盛り上げる。

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