【有馬記念】21日に大注目の枠順抽選会 8枠は圧倒的不利、3連覇中の最強枠は…武豊ガックリのワケ
2023年12月18日 11:59 豪華メンバーが集結するG1・有馬記念(中山芝2500メートル)の公開枠順抽選会が、21日午後5時から都内ホテルで出走馬関係者が一堂に会して行われる。
フルゲート16頭となる見込みのイブ決戦。近年は同じ16頭立てでのレースとなっているが、枠順の有利不利は確かに存在する。
最近10年で8枠15番、16番からの連対はない。8枠では、18年に8枠15番からシュヴァルグランが3着(9番人気)に入ったのが最高。8枠に人気馬が集中しているわけではないが、15年にはゴールドシップが8枠15番で1番人気8着に敗れている。最近10年で最も外での勝利は16年サトノダイヤモンドの6枠11番で、12番より外の勝利はない。
一方で、最強枠は5枠といえる。20年は5枠9番クロノジェネシス、21年は5枠10番エフフォーリア、22年は5枠9番イクイノックスが勝利しており、5枠の馬が3連覇中だ。
5枠9番は15年サウンズオブアースの2着もあり、最近10年で2勝2着1回は3枠6番(13年オルフェーヴル、19年リスグラシューが優勝、14年トゥザワールドが2着)と並ぶ最強馬番となっている。
昨年のダービー馬ドウデュース(牡4=友道)とのコンビで臨む武豊は当日(21日)は名古屋グランプリ参戦予定のため、枠順抽選会には参加できない。過去に自らの手で好枠を引き当てた実績があるため、「俺の見せ場がなくなった(笑い)。リモートでも出たいくらい」と話している。
公開枠順抽選会は14年にスタートし、今回で10回目。毎回、陣営の悲喜こもごもが見られる抽選会に、今年も大注目だ。